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Channel: PANZER FRONT / アレコレ
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ポトー / Poteau

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『PANZER FRONT / アレコレ』第23回目は、ポトー。

ポトーで使用した25000分の1の『ヴィールサルム - レヒト』の地形図。フランス、ベルギー、ドイツの地形図はとても見やすく、スケールもいくつか出ていて便利でした。かわってロシアは10万分の1しか入手できず、そのスケールでは細部が曖昧になってしまいます。

 

地味な面なので、印象に残っている人は少ないかもしれません。制作初期には、この戦場で車輌のデバックなどをしていたこともあったので、自分では長く見ていた面ではありました。ここは曲がり角を利用した戦闘の組み立てが難しく、いろいろと時間がかかった記憶があります。そのため、ポトー北の森のエッジ部分は何度も形状を変え、敵側である三号突撃砲が上手く戦闘できるように修正を繰り返しました。

このあたりはアルデンヌの戦いでよく見る映像の撮影された場所だそうで、実際に四号駆逐戦車が走っている映像がありますが、それではゲーム的には難しいだろうと三号突撃砲としました。組み立てを開始した頃にはまだ米軍のストーリーモードが予定にあり、それを入れ込む形で進めています。

もし、『バルジの戦い・上巻』(ジャン・ポール・パリュ著 / 岡部いさく訳 / 大日本絵画)をお持ちならば、209ページから数ページにわたり、実際にはどうであったかが書かれています。226ページの上の写真を見ると、道の東側はかなり開けていて、購入した地図でも同様に牧草地になっていますが、Googleマップで見ると植林されているのかだいぶ狭くなっています。

この226ページの写真には擱座したパンターが3輌見え、今、再び組み立てるならドイツ軍は、四号駆逐戦車とパンターでしょうか。北側からポトーに向かう右へのカーブは、ゲーム内と違って先への見通しができないような形状です。パンター1輌は道の右側、傾斜した牧草地の中に、あとの2輌は道の左側、カーブの先を見通せる位置へと移動した所で撃破されたのか、そんなふうに見えます。どこにでもあるようなゆるやかなカーブですが、両軍重なり合うような状況がここにはあり、この小さな区画だけでも充分にゲームとして落とし込むことができそうです。

下の図、左へはヴィールサルム、上にはレヒト、そして右下にはサン・ヴィトへと、それぞれに接続する道路があります。主人公の戦車隊は、一度ここを通過してサン・ヴィトに入り、後退時には南側のロートを通りヴィールサルムへと向かうように考えていたのだったか、当時どう構成したのかは今となっては忘れてしまいました。


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