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Channel: PANZER FRONT / アレコレ
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アレコレいろいろと

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『PANZER FRONT /  アレコレ』第30回目は、いろいろと思い出したことなど。

最初のPANZER FRONTの発売のあとに、アーマーモデリングさんに伺うことがありました。コンストラクションの話しでだったのか、詳細はもうすっかり忘れてしまいましたが、その時に、『bis』に収録する面でリクエストはありますかとの話になり、ナルヴァの戦いはどうでしょうと、当時、雑誌に掲載された地図のコピーをいただきました。その時は、バルクマンのマンエーの戦いの話も出たでしょうか。

帰ってから、カリウスの『ティーガー戦車隊  / 泥の中の虎』のナルヴァの部分を読み返し、しばらくその地図を眺め、自分で簡単な図を描いてみました。しかし、ここはかなり小さな区画の戦いで、うまく落とし込める感じではありません。鉄道土手の近くにならぶ家屋の位置も、かなりデフォルメしないと難しく、地形のスケールが2分の1程度でないと難しいという結論でした。せっかく地図をいただいたのに、作成できずにもうしわけなかったです。いまさらながらですが、アーマーモデリング様、あの時はありがとうございました。この東西2つの『袋』と言われた部分の戦いは、『B型』くらいのスケール、または等倍で作らないと、考えているようには出来ないのではと。

これは別の戦場の話し、ドイツ軍側のリュティヒ作戦だったか、その攻撃を米軍が食い止めた丘も同じように感じたことで、実験で作ってはみましたが、公園の盛り土程度にしかならず、あきらめることにしました。モルタンは、早めに作るのを止めた戦場でした。4倍のデフォルメは、地形の再現としては不向きです。

戦場の地形の起伏は、面によって上げ下げのステップ間隔が違い、起伏の大きそうな場所は1ステップが大きく、小さな場所は細かく作れる仕様でしたが、地形1セル5メートル四方、その四隅の上げ下げを利用した起伏は、あまり大きく上げると違和感があり、幾何学的な不思議な丘になってしまいます。これは『B型』も同じで、未収録の『ハルファヤ峠』では、その起伏作成に苦労しました。高地から峠に進入する場所の実際の風景は、いくつかの写真で確認できます。下り坂の向こうに見える山と、斜面に切れて行く街道も、なんとなく似せて作ることは可能でした。今なら、まったく違うやり方で地形の形成ができるので、こんな苦労はないのかもしれません。

今思えば、オットー・カリウスの戦いは、PANZER FRONTにはありませんでした。そして作っていた頃、ご本人は存命でありました。


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