『PANZER FRONT / アレコレ』第31回目は、『B型』で登場した対戦車地雷について。
B型で、やっと登場できた地雷です。戦車ゲームなので、対人地雷はありません。一度爆発した地雷は再びの爆発はしませんので、一度出来た突破口は、そのゲーム面を終了し閉じない限り塞がることはありません。7.5メートル四方に5つが敷設され、そのセル内での位置は、ゲームを開くごとにパターンが変わるように作ってもらいました。7.5メートルの突破に1個、運が悪ければ2個踏む程度の密度です。地雷敷設地区は目で確認できるようなテクスチャーにしましたが、絵とは必ずしも一致しませんので無傷での横断は難しく、必ず踏みます。味方の敷設した地雷に関しては戦術画面にその位置が表示されますが、敵の敷設位置は地面のテクスチャーを見て判断するしかありません。これら仕様は全てお任せでお願いしていましたが、「なるほど!」と思うほどよく作られていて、担当者がとても上手く組み込んでくれていました。
以上、これも2004年か2005年頃に、オフィシャルページ用に書かれたものです。地雷は戦車ゲームには是非とも欲しい物でした。上に書いてあるように、これ以上に必要がない程に完成しています。しかし、地雷の仕様はそこまでではなく、その後はどうするのかが問題でした。ゲーム内で地雷を踏んだ後、履帯が切れたままでは、さすがにゲームは進みません。地雷での履帯破損はペナルティと考えて回復できるとしましたが、日本版では長すぎました。PAL版では15秒だったか、その辺りの細かな仕様は忘れてしまいました。ユニバーサルキャリアくらいなら、なんとか直せるのかもしれませんが、マチルダなどはどのくらいかかるのか。ティーガー戦車の場合は、回復不可能にしたと思います。さすがに重戦車では、乗員だけの修理はできそうにありません。それと、地雷による乗員の負傷もありました。その場合、軽戦車での効果は大きく、重戦車では軽い被害となっていたはずです。そして、トラックなどはどうなっていたのか、完全な破壊になったのか、そのあたり、どう完成していたのかは忘れてしまいました。そのうちPS2を引っ張り出し確認してみるかもしれません。今思えば、横断で必ず踏むようにせず、運が良ければ通過可能の方が、ゲームとしては面白かったのかもしれません。7.5メートル幅を、3回くらい通過して初めて爆発するくらいか。
そして、ここに貼ろうとしていたメダウェルの地雷原を指定した図ですが、捜索しても出て来ませんでした。どこに埋もれてしまったのか。